2020年08月06日

恋の行方14

動物園から出発したバスを降り、歩いて7人で向かうカラオケ。


余計な3人プラスで向かうカラオケ・・・




私とKが歩く、その後ろに雪乃と法子ちゃん




そして、その後ろに釣竿を持った猿と犬とキジならぬバカとバカとバカ




テンション高めのNとMの声が後ろから聞こえてくる。それが非常に耳障りで時々後ろを振り返っては3人の様子を見ていた私。


あの時のバカ3人組の嬉しそうな顔を何かに例えるなら



まさに・・・












浮かれた顔した3人のハッピーセット






そんな感じであった。











カラオケ屋に到着した我々7人が案内された部屋は10人で入っても余裕で座れる広々とした部屋であった。

座った途端、私とKはグッタリした感じで遠くを見つめる。ガラステーブルを挟んで私とKの前に座る雪乃と法子ちゃん。

何故か雪乃と法子ちゃんの隣に座り“僕たち今から頑張ります!”と言わんばかりの意気込みを感じさせるNとM







その時、なぜかビニール山下はソファーに座らず、入り口付近の窓にベッタリと顔をはり付けて外を見ていた。










窓から一生懸命に外を見る山下の後ろ姿は、余命わずかの患者さんという雰囲気をかもし出していた。







病名:バカ










そんな山下を見る私の視線に気がついたMが背を向ける山下にボソリと呟いた・・



「そういえば山下・・バイクどうするの?」




ビニール山下、動物園にバイクを置いたまま我々と一緒に来てしまった模様・・


もっと早い時点で言ってやれよ。バカM




しかし、山下は一切驚いた顔もせず、




「うん、動物園だよ」


と、普通に答えた。







振り向いて余裕たっぷりに答える山下は笑顔だった・・




その顔はまさに












リアルハッピー山下





そんな感じであった。









そして、そんなことには耳も傾けず、必死な顔をして曲を選ぶN




すると突然、歌いたい曲が決まったNと、一番最初に歌いたいMがリモコンの取り合いを始めた。






物凄い醜い顔をしてリモコンを取り合うNとM・・・







ジャンケンで決めろよとKが助言


結果、ジャンケンでMが勝利




勝利してから曲を選び始めたMに怒りを感じたNが再びMからリモコンを奪う。





それに抵抗したMの肩を殴り、リモコンを奪い取るN







次の瞬間、Nに肩を殴られて怒ったMがNに反撃


声高らかに必殺技を叫びながらNに反撃












「宇宙絶滅パンチ!!」




















そう叫びながらNの肩を叩き返すM・・・



この間は宇宙爆破パンチで・・

今回は宇宙絶滅パンチか・・




宇宙が絶滅した時点でオマエも絶滅だM・・






大騒ぎするNとMを止める私とK・・・

迷惑そうな顔をして驚いている雪乃と法子ちゃん

そして・・・相変わらず窓から外を見る山下







ところで山下君・・あんた、さっきから何見てるの?
posted by けつげしげる at 21:21| Comment(0) | 日記

恋の行方13

ゆっくりとコチラに近づいてくるビニール山下

その顔はまるで・・




壊れた機関車トーマス








「待っていろと言ったのに・・」とMがボソリと呟いていたのを私は聞き逃さなかった。

どうやら、こちらの様子を伺いに行こうとNの所まで来たMは離れている間に我々が裏門から出てはマズイと思い、裏門の木陰でビニールを待機させていたのだが、ちっとも話が理解出来ない賢い機関車山下は遠くに行ってしまうMを見て後ろからノコノコとついてきてしまったらしい。



仲間が発車する姿を見て自分も出発したかったのだろう・・・機関車山下



脱線すればよかったのに・・・機関車山下




Nは正門で待機、Mは裏口で我々が出てくるのを見張っていたのだ。M君、小声でタネ明かし





本気で帰ってほしい余計な3人が我々の目の前に集合


心の中で必死に堪える私とK





私の、あの時の気持ちを何かに例えるなら、新婚ホヤホヤの新居に突然やって来た姑に困惑する新妻の気持ちであろう。


しかもその姑が世界クラスのバカなのだから新妻ショックで緊急入院


姑が他界するのを待ちわびる新妻のKと私




それとは対照的に何事もない顔をして私達の前に立っている巨匠3人




不自然な3人の釣りバカ日誌達

笑顔の釣りバカ日誌達


どっから見てもバカは正解!






竿は全てN宅の物置で見た事がある釣竿であった。


意地でも釣堀に行っていたことを主張したかったのだろう・・・

それがあまりにも不自然であるから物凄く腹が立つ



Nの持っている釣竿は一般的に釣堀などで使用出来る、伸ばすと3mほどの長さになり、中にしまうとコンパクトになる竿であったが、Mの持っている釣竿はルアー釣り用のリール竿であった。





そして山下の持っている釣竿・・・

ものすごいデカいリールが搭載された磯釣り用の竿である。



竿にはデッかく








[磯釣りDX]








そんな竿を持ち込んで釣堀で釣りをするヤツはいない。


そのデカい竿を持って、あの小さな釣堀に行ったら伝説になるだろう・・












本物の釣りバカとして!











手ぶらで来た方が不自然ではないことに気が付かないのか?Mとビニール・・・



Nが竿を持って出かけたのを見て二人とも便乗して竿を持って出たのだろう。







釣られバカ日誌2人





雪乃「じゃあ、そろそろ向かう?」


M「そうだね!ところで何処へ?」


何も内容を知らないのに真っ先に答えるM。





オマエ喋るな





カラオケに行く事を伝えると、当然のごとく行く気満々のM・・・その隣りで何故か半笑いの顔でうなずくビニール

もはや一緒に行く事が当然の事のようになっている場の雰囲気にいささか不満ではあったが、法子ちゃんはKのことをかなり気に入っている様子であるし、特に問題もなかろう。

そして我々は動物園から離れ、7人でカラオケに一緒に向かうことになる。
posted by けつげしげる at 21:19| Comment(0) | 日記

恋の行方12

正門を出て、駐車場を横切った時



「あれ〜?」



と少し離れた場所から我々に声をかけてきた男の声の主はNであった。






何が、あれ〜?だボケ 



今日ここに来ることを知っておきながら、あれ〜?はないだろ。




やはり、来ていたか・・

クズ人間世界選手権があったとしたら間違いなく上位入賞を果たす男が、この場に来ない方が不思議である。

苦笑いをしながら驚くK、雪乃と法子ちゃんは誰?という感じでNを見ていた。


雪乃と法子ちゃんに近づき、私とKの友達であることを伝え挨拶をした後、雪乃に握手をするN








N「ナイス テュー ミーチュユー」







言えてない。



言えないなら言うな。








帰れ。もう帰れ。頼むから帰れ。

お前の家、晩御飯の時間早いから帰れ。



そう言いたい気持ちを抑えながらNに近づく。





その時、Nの持ち物に不自然さを感じた私




なぜか、わからないが釣竿を持っている






その釣竿を持っている姿があまりにも不自然であるのでなぜ釣竿などを持っているのか?とNに聞くと先程まで動物園の近くの釣堀で釣りをしていたと答えてきた。








嘘をつくなボケ











それよりもNが誰と一緒に来たのかが気になる私。しかしNの姿しかない。MもYもいない・・そしてあの男の姿も・・・



1人なのか?とNに訊ねると「Yは帰ったがMは一緒」だと答えるNだがMの姿が見当たらない。

「もうこれで帰るのか?」とワザとらしく聞いてくるNに今から我々はカラオケに行く事を伝えると







N「オレタチモ、今カラ、カラオケ、行コウト、思ッテタ」








と、半分棒読みで答えるクズ人間N。

しかしいつまでたってもMは姿を現さないことに疑問を感じた為、私はNにMは何処にいるのか聞くと







「ソノウチ、来るよ」




とだけ半分棒読みで答えるN。







そこは棒読みじゃなくてもいいよ。








N「偶然、会ったことだし合同でカラオケなどいかがですか?」

と信じられないことを雪乃と法子ちゃんに提案するN。









そこは感情を込めず棒読みにしろ。









もう気が済んだよね?ここにいても意味ないよね。早く帰ろうね。





どちらでも良いですよと言いたそうな感じで、二人で顔を見合わせる雪乃と法子ちゃん。
Nが我々の仲間である事を知った雪乃と法子ちゃんが断れるワケがない。



その時、後ろから走ってくる男の姿を目撃


Mであった・・・



「あっ!いた!」

息を切らしながら走ってきたMの一言



いた?



オマエこそ何処にいたと聞きたい。






どうやら、動物園に来たのはNとMだけのようである。ホッした私・・・どうやらビニールはYと一緒に帰ったと思っていたのが大間違い。



ヘラヘラ笑いながら、ゆっくりとコチラに向かってくる男





その姿



まさに不沈戦艦バカ




ビニール・・・
posted by けつげしげる at 21:17| Comment(0) | 日記

恋の行方11


私が恐怖する男、ビニール山下

彼は隣町に住む男であり、元々私達とは昔からの知り合いではなく、私とMが歩いている時に道端で偶然会った知り合いの隣りにいた男である。

髪型は金髪に三角形のリーゼントパーマ、まるで頭にチーズケーキを乗せて歩いているかの様なヤンキーチックな風貌から最初は敵意剥き出しにしていた私であったが、度々私達の地元でウロウロしている彼と会う機会が多くなり、物怖じしないその性格からいつのまにか私達の溜まり場に頻繁に顔を出す様になった。

ただ・・・会う機会が増えるごとに我々はあることに気がついていく・・・・

時間が経つにつれ、皆の意見が一致した。





こいつ・・・物凄い・・・バカ





喋り方と顔はいつもヘラヘラ

ひねりの効いたギャグには全く笑わない。

というか、理解が出来ない・・・


ただし、ウ〇コやチ〇チンという言葉には過剰反応で大ウケする始末。



そんな彼を歌で表現するとすれば・・・










♪壊れ、かけの・・
ラジオ・・・














悲しいぐらい、この歌詞がピッタリ当てはまる



そんな男がここに来たらどうなるであろう・・・そう考えただけで・・・

顔が引きつる


あれからどれくらい経ったであろうか・・・
先程の電話の件を素直にKに伝えるべきか、しばし葛藤する私・・・
しかし、トップギアに入っているKに、物凄い苛立ちを感じているのも事実。先程からイジられキャラに変貌している私。あまりにも言いたい放題言われ、誰が見てもわかるぐらい引きつった顔を無理矢理、笑顔にしている自分に雪乃も心配していた。

そんな自分を察してくれたのか、そろそろカラオケ行きたいことを雪乃が皆に伝えると、法子ちゃんとKは当たり前のように頷いた。

しかし、私の頭の中は他の事を考えていた。あのアホどもが待ち伏せしていても会わずに逃げる方法を考えていた。


この時、私はある事に気づいた・・


ここには2ヶ所の出入り口がある。

入ってきた正門からではなく、反対側にも出口がある事を思い出した私。

「あのさ、帰りは反対側の出口から出ない?」


もし仮にあのアホどもが待機していたとしても、まさか裏口から我々が出るとは到底予想も付くまい。






我ながらナイスアイデア!





自分に勲章をあげたい気分。







K「は?何言ってるんだよオマエ・・・」
雪乃「遠くなるから無理だよ・・・」
法子「正門、目の前ですよ・・・」







はい終了!






私のナイスアイデア2秒で撃沈







まるで今から旅立つ飛行機が滑走路で爆発してあっけなく終わった気分であった。



「だよね!だよね!意味ないよね!」
笑いながら返事をするが、あまりにも即答で意見を却下された事に怒りと悲しみが込み上げてくる私。ストレスも相成って込み上げてくる怒りは震度7に達していたが、私の心の中の耐震補強剤(割り箸3本)で必死に心の動揺を抑えた。


正門を出る我々4人。辺りを見回すが誰もいない。
やはり考えすぎか・・・いくらあのアホどもが暇と言っても本当に来るわけが無い。
しかし、その考えが甘すぎることを30秒後、私は知るハメになる。
posted by けつげしげる at 21:14| Comment(0) | 日記

恋の行方10


N「うん。わかってる。」


電話の向こうでニヤニヤ笑っているのがなんとなくわかる。

私「やっぱり来るな」

N「じゃあ、動物園には入らないで外で待ってるから何時に動物園に出るのかおしえて」






わかってない・・・・
オマエちっともわかってない・・・





私「やっぱり無理。じゃあ、皆が待ってるから・・・」



楽しそうな声で私に問い掛けてくるNに不安になった私は本能的に危険回避を察知したのであろう。
そう言い残し、私は電話を切った。




なぜアイツがいるんだよ・・・

後にわかったことであるが、普段の麻雀メンバーでありC・M・Oのメンバーでもある私とKの2人が今日は動物園に行っている為、仕方なくN、Y、Mで3人打ち麻雀をやっていたところ、たまたまやって来た、その男に「麻雀出来るか?」と聞いたところ二つ返事で「うん」との返事が返ってきた為、麻雀に入れたが全く知らなかったらしく困り果てた3人は他のことをやろうと相談していたらしい。


そんな時にタイミングよく電話をかけてしまった私


もしかして私はとんでもないことをしてしまったのではないのだろうか・・・不安にかられながら皆のいる場所に戻る私。




電話をしていたことを皆に悟られないよう、私は戻ると、先程と全く同じテンションで会話がはずんでおり、相変わらず法子ちゃんはKの会話に釘付けになっていた。



K「おまえウンコ長いんだよ!」



相変わらず絶好調のK



雪乃「この後、皆でカラオケ行くけどいい?」

どうやら私がいない間に動物園を出た後に皆でカラオケに行こうとの話題が出ており、私以外の皆で意見が一致したらしい。

もう既にそう決まっていれば断る理由もない。私の心の中にはとにかく、あの3人のアホどもプラスあの男が来ないことを祈る気持ちでいっぱいであった。


しかし・・・



やつらにとっては絶好の暇つぶしになる・・・・

来る・・・絶対に来る。


もし来たとしても、あの男さえ来なければ他の3人が来ても何とかなる。




電話の向こうで笑っていたNが妙に気になる。





仮に連れてきたとしても会わなければいい。



会わなければいい。


会わなければ・・・




今、思えば、あの時に皆を連れてスグに動物園を出れば良かった。


いや、そうするべきであったのは間違いない。


しかし、後悔もチ〇ポも後にたっても意味がない。


この後、一緒にいた全ての連中がドン引きする事件が起こる。




そう、Nはあの男を連れてMと共に動物園の出口で待機していた。




最終兵器と恐れられ、数々の伝説を残し、後世まで語り継がれるその男



普通じゃない最強のバカ







その男の名は・・・・








ビニール山下




続く
posted by けつげしげる at 21:12| Comment(0) | 日記

恋の行方9

楽しい会話が進んでいく内に、Kの調子も徐々にヒートアップ

周りには笑が込み上げている。




私以外・・・



時間が経つにつれ、私ネタで悪乗り全開モードのKの発言に私のストレスは限界に達していた。

このアホめ・・・

このままでは、いつか爆発してしまう。当時、瞬間湯沸し機と言われるぐらいに気の短かった私の顔は徐々に引きつっていった・・・・



「ゴメン・・ちょっとトイレに言ってくる」

そう言い残し、私は歩いて数十秒のトイレを通り越して売店近くの公衆電話に向かって行った。

財布からありったけの10円玉を出し、公衆電話に手をかける。

電話先は先程まで一緒にいたNである。現状をNに話し、グチでも聞いて貰うつもりで何となくかけた一本の電話が・・・







地獄の始まりであった







私「もしもし・・・」

電話に出たのはNの母親であった。Nに代わってもらい近況報告をしようとした矢先

「今、麻雀やってる!」

と跳ね返すような口調で答えるN

しかし、ストレスが溜まりまくっている私に、その言葉は全く届かなかった。

現状の不満を、Nにぶちまける私。嫌々聞いているNには申し訳なかったが、私も我慢の限界がきていたので、とにかく調子に乗りまくりのKのグチを聞いて貰った。

すると先程まで黙って聞いていたNが私に向かってある提案をしてきた。




「そろそろ麻雀おひらきにするから動物園行っても良いですか?実はですね・・・麻雀知らない奴を約1名入れていて、面白くないから他に何かしようって思っていたのですよ。ですから動物園に行っても良いですか?」




とのことであった。

いつもなら「テメエふざけんな!」と開口一番で断る提案であるのだが、思わず私は「それいいかも・・・」とニヤリと半笑いで言ってしまうほど、嫌なヤツに豹変していた。


私「誰と来るの?まさか1人で来ないよな?」



N「一緒に麻雀やってるMとY」



いつもの麻雀メンバーであるC・M・Oのメンバーである。MとYであった。女日照りの悲しい男たち勢ぞろいである。聞くだけヤボであったかもしれないが特に驚きもせず(あ〜・・やっぱりな・・・)そんな感じで受話器の向こうで頷く私。



N「それと・・あと1人・・・」




私「誰?」

N「え?」



え?じゃねえだろ・・・聞いているのは私のほうであって答える側のNが言う言葉ではない。



少し間を空けて答えるN

N「ほら、あいつだよ」


私「誰だよ?」
私「・・・・もしかして」



すると笑いながらNが私に答えた。


N「そのまさか・・・・」





この瞬間、私にある人物の顔が頭に浮かんだと同時に冷や汗が滴り落ちた。




私「おい・・・あいつが一緒に来たらどうなるかわかるよな?な?な?わかるよな?」


急に顔が引きつる私



続く
posted by けつげしげる at 21:11| Comment(0) | 日記

恋の行方8

腹も満たされ、先程まで家族連れが使用していた木のテーブルが空いたので、そこに移動して4人で休憩。

さあ、ここからが本番である。お互いの事を色々と質問形式で語る、正にフリータイムである。ノンビリと和気あいあいとした雰囲気の中、法子ちゃんがKに質問をしてきた。


法子ちゃん「あの、Kさんは趣味って何かありますか?」




K「ん?・・・読書かな」



私「・・・・」









おい・・・大丈夫か・・・?
「どんな本ですか?」って質問されたら「エロ本です」って答えるのか?









法子ちゃん「最近はどんな本読みました?」









答えに迷うK












そらみろ!アホめ!適当なこと言ってるから答えられないんだよ!








が、迷いを振り切るかのようにKが小声で答えた










「国語の辞典と、お坊ちゃん」













ギャハハハハハハ!!







ナイスバカ!









つい先日、Mの家にあった国語辞典を開き、セッ○スの部分に赤ペンで印を付けていたから・・・











これは正解







が、その後に言った








“お坊ちゃん”って何だよ?








夏目漱石?


ダメだよ・・・


名作のタイトル勝手に変えたらダメだよ・・・







せめてでも・・・

せめてでも・・・






そこは頭をひねって嘘をつけ!









笑い転げる私を尻目に「面白い人ですね」と笑顔の法子ちゃん。







あんた恋する瞳で見てないかい?








なぜかムカつく私








すると、雪乃が法子ちゃんの代わりに質問


雪乃「K君の好みの女の子はどんなタイプなんですか?」

K「ん〜・・・性格の良い女の子だったら・・・」






私「・・・・」








オマエ、この間まで金髪でボインじゃなきゃヤダって言ってなかったっけ?






まあ、それを言ってしまったら全てが終わってしまう。


ここは黙っておこう




すると、今度は法子ちゃんが私達2人に質問


法子「2人とも将来の夢とかあるんですか?」



私「やりたいこといっぱいあるけど、特にコレだ!ってのはないかな・・・」





と、私が答えた後

「俺もコレだ!ってのは今のところないんだけど、とにかく人の役に立つ仕事をやりたいかな。どんなことでも良いから人の役に立ちたい!」








と答える役立たず









この間まで将来の夢はパチプロか石油王と答えていたのに、その夢は一瞬にして遥か宇宙の彼方に飛んでいってしまったらしい・・・






徐々に加速するKの適当な発言に更にフラストレーションが溜まる私・・・・

続く
posted by けつげしげる at 21:10| Comment(0) | 日記

恋の行方7

何事も無かったかのように小走りで雪乃と法子ちゃんのいる場所に向かうK







「お待ちどうさま!ボーン!」








変わりすぎだよオマエ・・・







戻ってくると雪乃が何やら笑顔で私を見ている。法子ちゃんを見た後、Kに視線がいった。





どうやら法子ちゃんもKに対して好印象みたいである。








なぜだろう・・・・





なぜなんだろう・・・・










なぜか腹立つ私。










気がつけば時刻は正午を過ぎていた。

そろそろ腹も減ってきた。園内のレストランで昼飯でも食べようかと彼女達に伝えたところ




なんと・・・



彼女達は早起きして、お弁当を作ってきてくれていた。








なに・・・この幸せ満喫感は・・・・






家庭環境が複雑で普段味わったことがない幸せ満喫にいささか拒絶反応を起こしそうになってしまった私であるが、ここは素直に喜ぶべきである。






なんか照れくさいが、ここは素直に御礼を言うべき。






下を向いていないで素直にありがとうと言おう。




「ありがとう・・・」






と言った後、Kを見ると








ヘラヘラ笑いながら、オカズを品定めしていた。







なぜだろう・・・


なぜなんだろう・・・








ものすごい腹が立つ。








雪乃「K君!この卵焼き法子が作ったんだよ!」




ヘラヘラ笑いながら美味そうに食べるK。



雪乃にすすめられて私も食べようとした瞬間・・・










「食うな・・・」








と小声でK






無視して食べる私に、更に追い討ちをかけるようにKが囁いた。










「1つだけな・・・」











少しずつ私の中に今までにないフラストレーションが少しずつ溜まってきていた・・・
posted by けつげしげる at 21:04| Comment(0) | 日記

恋の行方6

私とKは約束の時間よりやや早めに到着、動物園とは全く無縁に近いような風貌で立つ2人を避けるかのように通り過ぎていく家族連れ。


顔がニヤけているKの顔が妙にイライラするが、とりあえず無視。



時刻は11時を過ぎているが、まだ来ない雪乃と友達。ただでさえ隣の男にイライラしているのに輪をかけてイラつく私のことなど全く無関係の感じで鼻歌など歌うもんだから更に腹が立つ。



11時を10分少々過ぎた頃であろうか、小走りでコチラに向かって来る雪乃と友達を見つけた私は全く明後日の方向をキョロキョロ見ているKの二の腕を軽く叩き、来た事を伝える。



軽く息を切らせて「ごめんね。待った?」と聞いてきた雪乃に答える私とK




私「全然」


K「うん」




しょっぱなから高得点でデリカシーのない返事をするKをとりあえず無視して視線を雪乃の友達に向ける私。



友達の名前は法子ちゃんと言い、目がクリッとして華奢な体なのに乳は巨大であった。



そのナイスバデーはまさに反則技、見た目は今にも沈みそうな弱々しい船なのに巨大な砲台が2台搭載されているのだから正にお手上げ状態。私とKに少しはにかみながらペコリと挨拶をしてきた。




が、ここで私に疑問が1つ生じる。こんなにカワイイのに何故、彼氏がいないのか・・・




普通なら抜群に良い女を周りの飢えた野獣どもが黙って見逃す訳が無い。


それに普通、女の子が紹介で連れてくる女の子は自分よりランクが下が当たり前であるのに・・・・



実は胸以外にも股に巨大な砲台がもう一台搭載されています。



と、言われれば納得もするが、それは有り得ない。

後日、雪乃から聞いたのだが、実は彼女にはずっと想いを寄せていた先輩がいた。

しかし、その先輩に彼女が出来てしまった。

何も出来ないまま失恋し、落ち込んでいる法子ちゃんを元気付けると同時に新しい出会いのきっかけも見つけさせる為、今回の動物園に至った訳である。



で、今回見事にジャンケンに勝ち、一緒に来たのがこの男


なんてラッキーな男なんだ・・


あんた、もう運使い果たしたから向こう15年間、ロクな事がなくても文句言えないよ・・・


「じゃあ、中に入ろうか」先頭に立ち、雪乃と法子ちゃんを引率する私。

何故か2人の後ろに立つKと目が合った瞬間




バカ、勝ち誇った顔してガッツポーズ

今から試合なのにチャンピオンベルトを巻いてどうする・・・

しかもアンタ、チャンプじゃなくてチャレンジャーだよ。

チャレンジャー!



動物園に入り、和気あいあいと楽しむうちに意気投合する4人。徐々に会話も増え始め、1時間も経たない内に普通に会話を楽しんでいた。


法子「Kさんはどんな動物が好きなんですか?」








K「  猫  」







ここは動物園





虎とかライオンとかキリンとかゾウとかたくさんいるのに














法子「ホントに?私も猫大好きなんです!」



・・・・ここは動物園




K「そうなんだ・・・」



会話終了



珍しくKが緊張している。

当然といえば当然である。

私がKの立場であっても緊張するであろう。

なんせ相手は極上Sクラスなのであるのだから仕方が無い。

正直、2人の進展など興味はないが、やはり友達である以上、協力する必要がある。

何か飲み物でも買ってくるよと言って売店に向かう私とK、聞く必要もないが、気に入っているのは一目瞭然なので玉砕覚悟でいく事を指示、どうせダメなんだから緊張すること自体に意味がないと伝えると、忍者屋敷の隠し扉のごとくクルリと180度回転し、気持ちを切り替え開き直るK





さすがバカ!!
posted by けつげしげる at 21:00| Comment(0) | 日記

恋の行方5

臭いの原因は半乾きのKの服であった。服に顔を近づけると何とも言えぬ嫌な臭いが漂った。


私「お前の服、臭いよ・・・今から勝負なのにどうするんだ?」



オロオロと慌てるKに対し




「臭い!臭い!」と鼻を摘みながら連呼する私とN




服を脱ぎ、ベランダに自分の服を干しだすKであるが、今更遅い。


突然、揉み手をしながらNに近づくK


K「あの〜、N君・・・もといN様、私に何か香水を貸して頂けないでしょうか・・・」


「嫌です」と笑顔で答えるN



K「お願いしますN様、頼りになるのはアナタ様だけ、まさに救世主と言う名が相応しい・・・ココだけの話ではございますが、先程のイタズラは、あそこにいるボンクラT(私)の提案・・優しい私は嫌で嫌で涙が止まりせんでした・・・」



全て私のせいにするK


N「そうなの?」
と私に問い掛けるNに笑顔で首を横に振る私。


N「嘘つきに貸す香水などなし」


とKの願いを蹴散らすNであったが、いっこうに引き下がらないKに困り果てたNが仕方ないな・・・という顔でムクリと立ち上がり・・・


「柑橘系でいいよな?」


と、Kに問い掛ける。意外に素直なNの対応にいささか驚く私、Nはヘソを曲げたら意地でも人の願いなど聞かない男・・・それなのに笑顔で「待ってろ」と言い残し、突然部屋を出て行く。



待つこと数十秒、部屋に戻って来たN

「ほれ、好きなだけ使いやがれ!」



と、テーブルに置いた柑橘系の香水。


その名は・・・








『ゆずぽん』








一応、ミツカンと言う名のブランド品。









N「柑橘系が嫌なら普通のもあるけど・・・」



それ以上言わなくても次に何を持って来るか、ある程度わかるので沈黙のKと私。

しかし今日は大事な日である為、引き下がらずにNに執拗に香水を貸せと迫るKであるが「バーカ!バ〜カ!」と連呼して全く相手にしないN

そしてついに上半身裸のKが力技でNに迫る。ヘッドロックをやられながら参ったをするNが引き出しから嫌々Kに香水を差し出す。

K「素直に出せばヘッドロックなどされなかったのに、アホめ!」



限りなくアホに近いのはKだと思うが勝ち誇った顔でNの香水を体中に振り撒くK、興奮のあまりテーブルに置いてあったジャイアントカプリコを私の顔に擦りつけてきた。




そのカプリコ・・・さっきNの股間に・・・




怒った私はNと協力し反撃開始。



Kを押さえ付けてジャイアントカプリコを顔に押し付ける。


すると突然、待ったをかけながら私とNにハッとした表情で何かを訴えかけようとしている猛烈バカ男。



K「ちょっと待て!俺・・・大切な忘れ物をしてしまった・・・」



深刻な顔で私とNを見つめるK



私「何忘れたんだよ?」












K「キョ・・・キョンドーム」











私、N「・・・・・」




Kを押さえ付けて本気でビンタ。





この男、上手くいけば動物園でヤル気だったのだろうか・・今日の出会いの成功を考える以前に性交を考えていたバカ男が友達であると思うと怒りよりも悲しみが心に湧きあがってきた。
posted by けつげしげる at 05:21| Comment(0) | 日記

恋の行方4

日曜日AM7:00頃。



「おはようございます・・・」

「ぅおはようございますぅ・・・」



パサパサした何かを私の鼻にグリグリ押し当てて誰かがモーニングコール。

鼻の周りに漂う甘い香り。


犯人はマイク代わりに私の鼻にジャイアントカプリコ(いちご味)を押し当てるK(うすら馬鹿)であった。私の鼻と口の周りは溶けたチョコレートでベタベタしている。鼻の奥にツンとした痛みが走り私は目が覚めた。




私「何・・・・?」


K「おはようございます」


非常に気分の悪い目覚めを迎えた私であるが以前、私も寝ているKに寝起きドッキリを実行し、マイク代わりにチュッパチャップスを鼻にグリグリ押し当てたことがあるので怒るに怒れないが、とりあえず、今日の立場的には私のほうが上なので額をグーで1発パンチ。





思いっきり後ろにのけぞるK





待ち合わせは11時に動物園前。チョコでベタベタになった顔を洗い、出かける準備をする。Kが私の家に来る途中で買ってきてくれたパンを食べ、ブツブツ言いながら着替える私。


8時準備完了



暇・・・・

暇が嫌いな我々2人、当然良からぬ事を考えるのは当たり前。



誰かにイタズラがしたい。


自分がやられて嫌だったことを誰かにやりたくて仕方がない性格の悪い私とウスラ馬鹿のK






やりましょう寝起きドッキリ。





家を出て近所の店で再びジャイアントカプリコを買うKとチュッパチャップスを買う私。




ターゲットはC・M・OリーダーのNに決定。



嬉しそうにN宅に向かう私とウスラ馬鹿。



Nの親に挨拶をして部屋に上がりこむ我々2人、気持ちよさそうに熟睡しているNの鼻にカプリコ(ヨーグルト味)をゴリゴリ押し当てるK、それに便乗してNの口にチュッパチャップスを押し当てる私。





「オハヨ、ゴザマス」


「オハヨ・・ゴザマス」





それでも眠るNに腹を立てた我々2人は布団を取り上げるが、まだ寝ているN


その時、我々が見たモノは・・・




パンツの上から見てもわかるぐらい、噴火寸前という響きが相応しいほど隆起したNの息子(早朝バージョン)であった。










我等、小声で大爆笑








私「なかなか立派な超合金ですな」

K「いえいえ、私のだってナカナカのモノですよTさん」





朝からヤル気満々のNの超合金に笑いながらカプリコ(ヨーグルト味)をゴリゴリ押し当てるK、それに便乗しチュッパチャップスでNのお稲荷さん(1パック2個入り)を木魚の様にポクポク叩く私。







ポク、ポク、ポク、ポク






グリグリグリグリ・・・







チーン






すると突然、Nがムクリと起き上がり、私より手前にいたKに思いっきりパンチ。






本日2回目、殴られた弾みで思いっきり後ろにのけぞるK







私同様、不機嫌に目覚めたNに今から動物園に行って来る事を伝えると勝手に行けやと言わんばかりのNの返事に一瞬ムカついた我々であるが、朝から不機嫌にさせてしまったのは我々である為、ここは我慢。

現時刻は9時少し前、まだ時間があるので10時までNの部屋に居座ることに決定。

時間が経つにつれ、落ち着きがなくなるKに四の字固めやチョークスリーパーなどを楽しむこと数分・・・


ん?

何か臭い・・・

(次回に続く)
posted by けつげしげる at 05:20| Comment(0) | 日記

恋の行方3

ここで素直にベッピンであることを伝えるべきであるが、ヘソ曲がりの私である。当然、素直に答えるワケがない。




私「秘密・・・」




K「なんだよ!いじわるしないでおしえてくれよ!」



M「ブスだよな?ブスだよね?ブスだな?な?な?」



M・・・オマエ黙れ


私の後ろでギャ―ギャ―喚く二人・・・あまりにもウザいので、Mが嫉妬することを承知の上で結果を報告した。



「Kよ、明日は期待しなされ」




K、M「マジ・・・?」




私「うん。極上」





何故か、うなだれるM






「明日Kの親戚に不幸がありますように・・・代理で俺が行けますように・・・」






「明日失敗すればいいのに・・・地球に隕石落ちればいいのに・・・」





ニヤニヤするKの隣で念仏の様に小声で呟くM






見事なぐらい最低なM





私「でもさ、明日Kが成功すれば、M君よ・・・君にも紹介のチャンスがあるのではないのかい?」






念仏をピタリと止めるM






M「なあーるほどほど、なーるほど」



急にニヤニヤし始めるMが突然Kの手をグッと掴み・・・



「オメエ、明日失敗するんじゃないぞ!」




K「おう!」



M「失敗したらオマエに俺の必殺、宇宙爆破パンチをおみまいするからな!」









ダサッ・・・








見た目しょぼいけどスケールのデカい技持ってますね…




一昔前の小学生でもそんな恥かしいこと言わない。



そんな凄い技持ってるなら、こんなところでチーズあられなんぞ食べてないで地球を征服してきなさい。






しばし無言になった私とKであるが、泣いても笑っても明日が勝負である。



明日、紹介する女の子もきっとKの事を気に入ってくれるはずである。



実はKはモテるのに彼女が出来ない。




KはC・M・Oのメンバーで一番の男前なのである。



Kに好感を抱いている女の子も何人か知っている。




実はちっともモテない男ではないのである。



N、Y、Mも決して変な顔ではない。Kには劣るが普通にモテるのである。


ただ残念なことにメンバー全員(私も含め)


悲しいかな、性格とオツムが









ハイリスク、ノータリーンである為、彼女が出来ない。









なんだかんだあった前夜ではあったが明日が本番である。


しかし・・・


翌日、私とKはC・M・Oの醜い行動に唖然とすることとなる。
posted by けつげしげる at 05:19| Comment(0) | 日記

恋の行方2

動物園前夜、部屋でテレビを観ながらゴロゴロしているとKから今スグに家に来いとの電話。



暇だったのでK宅に向かう私、Kの部屋に入ると暇そうにMがスナック菓子を食べながらゴロゴロしていた。




K「まあチミ、ここに座りたまえ」


口調がいつもと違う・・・経験上、こういう時は間違いなくロクなことを言わない。



私「なんだよ・・・?」


申し訳なそうに答えるK



K「明日のことなんじゃがね、その〜・・・なんていうのかな・・・前もって聞きたいことがあるんじゃがのう・・・明日、チミの彼女が連れてくる友達はカワイイのか確認しておきたくてのう・・・それでチミをココに呼んだワケでござるよニンニン」





何?その喋り方は?





M「フムフム・・・それは非常に重要な問題だ。そのへんはどうなんだねチミ?」





何故かMまで同じ口調で私に尋ねてくる。




ちょっと待て、Mよオマエは関係ないじゃん・・・




まあ、Kとすれば明日、私の彼女と一緒に来る女の子がどんな感じなのか気になるのは当然の事である。




私「さあ・・・カワイイんじゃねえの?」




M「チミ!それじゃ困るんだよ!」






ちょっと待て、Mよ・・なんでお前が困るんだよ?





K「あの・・、今から雪乃ちゃんにどんな感じの子か聞いてくれない?」
メンドクサ・・・と思ったが、私も気になるところなので、Kの自宅から雪乃ちゃん宅へ電話をかける私。





緊張の顔をして立つKを尻目に隣で・・・





「絶対ブス!絶対ブス!間違いなくブス!」





と叫びながら祈るM






私「あ、モシモシ、俺だけど明日のことで聞きたいことが・・・」
M「絶対ブス、ブス、ブース!」









うるせえバカ







私「明日、一緒に来る女の子ってどんな感じの子なのかな・・・?」



雪乃「ごめん!言ってなかったけどT君(私)一度会ったことあるよ。前に一度その子がバイトしている○○に私と一緒に遊びに行ったことあるのおぼえてない?」





あ、思い出した・・・






ちょっと待て・・・確かあの子・・・私の記憶が正しければSクラスの極上オナゴである。




動揺を隠すようにそっと電話を切る私・・・




K「どうなの?ねえ、どうなの?」




M「そうだ!そうだ!美人だったら承知しねえぞ!」


Mよ・・だからオメエは関係ねえだろ
posted by けつげしげる at 05:18| Comment(0) | 日記

恋の行方1

遥か昔、女っ気のないムサい男どもが集まりC・M・O(C=ちっとも M=モテない O=男たち)という、みっともない団体を結成した時の話です。


リーダーはN、メンバーはK、Y、Mと私。しかし、私には当時、雪乃(仮名)ちゃんという彼女がいた。


私には無縁の団体であると思っていたのだがそのうち別れるというか、フラれると思うからという理由で私も入会させられた。



CMO鉄の掟として、彼女が出来たら即報告、友達からの紹介等はCMOのメンバーを優先的に紹介



・・・本当にくだらない

ある日の事、雪乃ちゃんと話していると彼氏募集中の女の子がいるので私と友達を含めた4人で動物園に遊びに行かない?という話が出た。


快く承諾しCMOのメンバーの誰か1人を連れて行くことにした。


しかし、絶対に誰が行くかで喧嘩になることは目に見えていた。


コッソリ誰か選んで行ったことがバレた日にゃ・・女に飢えた野獣に付け加え、全員半端なバカじゃない・・・





居酒屋で残った唐揚げ1個を誰が食べるかで喧嘩になるような連中である。






とにかくCMOの誰かを連れていかなくてはならないので、溜まり場になっているKの家に私は向かった。


当然のごとく暇なメンバーはKの家に全員集合していた。



「今週の日曜、暇なヤツいる?」



・・・全員無視



ムッとした私は事情を説明、CMO以外の誰かを誘って行くことを伝え、帰ろうとした瞬間「俺は暇」とMとKが笑顔で答えてきた。



先程まで背を向けていたNが突然「その権利は俺のもの」と他の連中を突っぱねるように言い切った。



理由はCMOのリーダーは自分でありリーダーより先に彼女を作るなど言語道断、まずはリーダーが幸せを掴むのが当たり前であるとのことであった。



当然、他の者が噛み付いた。


Y「お前は笑顔が気持ち悪いからダメだ!」
お前もかなり気持ち悪い


K「お前の屁は人の臭いが感じられないから引っ込め!」
・・・それは先日、お前が皆に言われたことです


「やちゃまちい!俺が最初に暇だと言ったんだ!おまえろなろ!ちっこめがー!」
Mにいたっては興奮のあまり、半トランス状態





人間の嫌な部分丸出しで罵りあう中、突然Nが



「これじゃ、収まりつかないからジャンケンで決めようぜ!」



「おお!さすがリーダー!良い事言うじゃねえか!」






最初からそうしろよ






結果、Kが勝利。


私と一緒に動物園に行く事に決まった。






Kに決まった瞬間、何事も無かったかのようにNは再びゲームを始め、MとYはトランプを始めた。






「♪ファン〜、モ〜、ペ〜、ポポファ〜・・・」





上機嫌のKはデタラメな歌詞をエルビス・プレスリーの「好きにならずにいられない」のリズムに合わせ、力強く握った3キロの鉄アレイで熱唱していた。




「ところで・・Kの身内に不幸があったり、病気で行けなくなったら誰が代理で行くの?」




何食わぬ顔していながら相当心残りであったのだろう。Mが遠くを見つめながらボソッと呟いた。


N「そりゃあ当然、リーダーの俺だよ。」

Y「ざけんじゃねえ!このバカリーダー!」

M「そうだ!そうだ!ゲームしてろれろ!バキャ!」



そんな争いを尻目に満面の笑みのKは



「誰も死なないし、俺は健康!」


と叫び、天高く掲げた鉄アレイが蛍光灯に思いっきり当たり、割れた蛍光灯の破片が飛び散り、喧嘩どころではなくなった・・

そして日曜日、私はKと待ち合わせ場所に向かうことになる。
posted by けつげしげる at 05:17| Comment(0) | 日記